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コウの魔力【2】




 「コウの計算なんて出来るの?」という疑問もあるかも知れません。
 あまり知られていませんが、実はできるんですね。

 ということで、その方法をわかりやすく説明します。


  《図2−1》


 コウの基本形です。
 さて、この時点で黒には何目の地があるでしょう?

 ・・・有段者の方でも、意外とわからないと思います。
 以下の3択から予想してみてください。
1)1目
2)1/2目
3)1/3目





 さて、正解は・・・。
 これから種明かししていきます。

 まず、コウの構造を細かく見てみます。



 黒はコウトリを打ちます。
 ここで、もう1手打つと1目が確定しますね。


 (白2手抜き)

 こういうことです。
 黒から打つと、2手で1目です。

 逆に白から打つと・・・。



 1手で1目が確定。
 ・・・うーん、黒からは2手で1目だから1手あたり1/2目??
 では白からは??
 良くわからない、という読者の声が聞こえてきそうです。

 では、こうしてみたらどうでしょうか?


  《図2−2》


 コウが3つありますね。
 ここから最終形になったとき、黒地・白地は何目あるでしょうか?

 なお、白のアゲハマは3つとします。
 (全部白がコウを取ったと仮定して考えるってことです)


 まず、黒から打つとどうなるか。



 コウトリ、ツギ、ツギ、ツギ。
 ここまでで、黒地は1目(アゲハマ1目)。
 白地は2目(3目−アゲハマ1目)です。

 ちなみに、白から打っても・・・。



 同じ結果になります。
 白地は2目(3目−アゲハマ1目)。
 黒地は1目(アゲハマ1目)。


 この、コウを3つ繋げて考えたときに「コウの価値は何目か?」という問いに答えが出ます。
 どちらから打っても結果は変わりませんでしたね?
 黒地は1目。白地は2目でした。

 つまり、黒(コウを取られてる側)はコウ1個あたり1/3目
 白(コウを取ってる側)はコウ1個あたり2/3目の地を持っているということになります。


 結論です。

  《図2−1》(再掲)


 この時点で、黒(コウを取られている側)は1/3目の地。
 ということで、先ほどの3択の正解は3番でした。


 そして、ここから黒がコウを取ると・・・。



 この形になったとき。
 黒(コウを取っている側)は2/3目ということになります。

 つまり、黒コウを取る手は1/3目の価値があるということなんです!!
 そして・・・。


 (白2手抜き)

 黒がもう1手打つと1目確定。
 2/3目から1目にした手なので、やはり価値は1/3目ということになります!


 1目単位で動く囲碁で1/3とか、頭が痛くなるという人も多いことでしょう。
 そういう読者の方は、理論は理解できなくて大丈夫です
 ぶっちゃけた話、この理論を理解しているのは有段者・高段者でもごくわずかなのですから。


 ひらたく言うと、コウを取る手もツギを打つ手も1/3
 つまり「コウだと1手の価値は通常の1/3になる」ってことです。

 図2−1・2−2の理論がまったくチンプンカンプンだった方は、このことだけ公式のように覚えてしまってください。



 もう1度書きます。
 コウだと1手の価値は通常の1/3です。
 手の価値を計算して、1/3を掛け算すれば求められるということです。

 これを憶えるだけで、コウの価値判断をするのが凄く楽になります。
 それでは、次に実際に計算してみましょう。



 《参考文献》 ヨセ・絶対計算(王銘エン)

 ◆コウの魔力【3】



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