コウの魔力【4】




 囲碁には「コウ(反復同型)になったら他にどこか1手打たなければ取り返してはいけない」というルールがあります。
 ですので、相手が2手連続で打たれたら困るところを打つことになる。

 その場所を、コウ材と呼びます。

 しかし、コウになったときに下手が困ることは。
 コウ材なんてどこにあるのさー!!
 ・・・ってことなんだと思います。


 ということで、ここからはコウ材の打ち方について書いていきます。

 ・・・書き忘れていたのですが。
 コウ材を考えるときは、コウの価値より大きいものを探すのが鉄則です。
 なぜって、コウの方が大きかったら相手に無視されてしまいますから。

 最初に【1】で出した図を例に出して説明します。

  《図4−1》


 右下隅は計算が難しいんですが、およそ30〜40目の価値があるところでしょう。
 1隅に先着するのが20目程度と言われているので、そんな大きい所はそうそうないです。

 ということで、黒のコウ材を無視して白はコウに勝ってしまいました。
 まぁ、こういうことは常に起こりうるということです。

 ということで、コウの価値より大きいコウ材を探すのが大事になってきます。



 さて、話を戻しますと。
 コウ材とは、2手連続で打たれて困るところ。
 一番わかりやすい例は「アタリ」です。
 どんな無茶なアタリでも、相手しなきゃ取られてしまうのですから。

 ということで、アタリを使ったコウ材を探す練習をしてみましょう。

  《例題1》


 左下にコウがあります。
 価値を考えながらコウ材を探すのですが・・・最後に残ったこのコウ、価値は2/3目です。
 つまり、1目以上のコウ材なら大丈夫ってことです。

 いちいちコウとコウ材の価値を計算するのは億劫ですので、今回の例はこの小さいコウで行きます。
 コウ材の立て方だけを考えて欲しいので・・・。


 さて、ここから黒白ともにどうやってコウ材を立てますか??
 考えてみてください。

 黒からは・・・。



 この黒1はアタリですね。
 白は受けるしかないので、コウ材成立です!

 では、白からはどれくらいコウ材があるか。



 白1・3の2ヶ所です。
 わかりましたか??

 このように、アタリにできる場所は格好のコウ材になります。
 では、次いきまーす!


  《例題2》


 ここから、黒白両方の立場でのコウ材を問います。
 まず、黒からは・・・。




 黒1・黒3の二ヶ所です。
 いずれもアタリにできる場所ですね。

 さて、白からですが・・・。



 まず、1ヶ所はアタリにできますね。
 実は、もう1ヶ所コウ材になる場所があります。

 次で詳しく説明しますが「死活がらみのコウ材」です。



 隅を2手で殺す手はコウ材になります。



 コウ材に受けないでツギを打つと、黒石が丸ごと危なくなってしまいます。
 アタリにしないコウ材の例は、次の項で説明しますね。


 ◆コウの魔力【5】



topに戻る