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置碁から学ぶ布石【3】



 今回は、三々と並ぶ白の横暴「打ち込み」対策です。

  《9子局−3》


 コスミツケ、トビまではいつも通り。
 さらにヒラキ・ケイマまで打つパターンでお話します。

 ここで・・・。



 打ち込み。
 結論を先に言うと白の横暴なので、きっちり咎めなければなりません。




 上ツケ→ワタリというコンビネーションは良く見かけます。
 しかし、最悪の手段と言っても過言ではないです。
 もし、これで良しとしているならば、その考えは今すぐ改めてください。

 というのも・・・。



 例えば、こんな布石を想像してみると解りやすいです。
 黒1〜9まで星を占めあう序盤。
 そこから、打ち込み→上ツケ・ワタリという進行になったとしましょう。

 これは白の大勝に終わること間違いないです。
 黒の有利な場所で、白がポン抜きして大威張りしてしまいました。


 9子局ならば、上ツケから渡っても勝てます。
 しかし、それでは進歩はとても望めません。


 もう1つ、悪いパターンを紹介。



 下ツケを打つ人も非常に多いです。
 ツケ=攻めと誤解してるのでしょうか。
 実際、ほとんどのツケは守りの手です。

 《相手と石がくっつく→お互いに強化される→守り》
 という感じ。
 つまり、相手の石を攻めることにはならないのです。

 このツケも・・・。



 上を厚みにしても、下の白石は既に堂々と生きてます。
 辺の石に手を入れられて、戦果なし。




 また、ツケヒキを打つのも良くないです。
 辺は確かに強化されましたが、隅の石が危うくなってます。


 ここまでは悪い例を挙げてきました。
 では、どうすれば良いのか??




 コスミ、ハネが良い対応です。

 この手には3つの効果があり・・・。
○右辺の白石を攻めている
○隅の黒石を強化している(頭を中央に出している)
○下辺の白石を脅かしている
 一石二鳥ならぬ三鳥の手になっています。
 しかも黒石がすべて白を攻める急所に来ています。




 白はツケくらいしかありません。
 こうなると、後は黒の思うままで・・・。




 まず、ワリコミを打って白を分断して生きてもらう方法。
 この手順は一例ですが、白が生きるためもがくにつれて黒の壁が強化されていきます。
 まさに理想的な攻め方です。

 こうなっては、白の勝利はまず望めません。
 いくつか補足しておきますと。
 白が2本ハイ(白20)までで止めてるのは、ハイを打てば打つほどノビを打たれて外壁が強化されるからです。
 上からアテを打つ手は、ノビてしまって白が死んでしまいます。

 もっと激しい手がお好みの方は・・・。




 「生かさないよ」とノビを打つ変化図もあります。
 これも白は弱い石が2つあって、相当に苦しいです。




 キリを打たれたら、隅に備えてれば大丈夫です。
 まぁ、ここまでしっかり打たれた日にゃ置石を減らすことを要求しそうです(笑)。
 互先の相手なら、こうなりそうですね。


 【総括


 白の打ち込みに対して一度間違えて隅が殺されたりすると、不安になってしまうものです。
 でも、弱気にならなくて大丈夫。
 最強に抵抗されたら、本当に怖いのは白の方なのですから。

 実際、これは黒が必勝の体勢になりました。
 下辺の白が本当にキツイ状況です。

 こうして1回でも正しく打つと、白は打ち込みを打たなくなります。


 カカリ・三々打ち込み・辺の打ち込みの3つに正しく対応されると。
 白としては九子局で確実に勝てません。

 ということで、置碁の初歩である9子局は卒業です。
 天元の石があるなしはあまり関係ないので、次は7子局に行きます。



 ◆置碁から学ぶ布石【4】




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