置碁から学ぶ布石【5】



 先ほど紹介した三々入りは、一番無難な手段です。
 しかし、無難な手ばかりでは勝てません。
 ということで、あの手この手を使って下手を幻惑します。

 ここでしっかり対策を学んで、撃退しましょう(笑)。

  《7子局−2》


 まずは両ガカリです。
 これは一見すると普通なのですが、左辺にハサミがあると無理な手段になります。




 コスミは一番簡明な手段です。
 しかし、三々を占められてはあまり良くなくて・・・。



 下側をオサエると、重複形になってしまいますし・・・。



 上をオサエても、なんとなく嫌な形になっています。
 確かに、全局的には黒が良いです。
 しかし、7子なので良いのは当たり前。
 これを例のように、互先に置き換えて考えると・・・。




 こうなります。

 黒が良くない理由として、黒7の手が緩んでいること。
 そして、白8の石が死にきってないということが挙げられます。

 では、どの手が最善なのか。




 あまり有名ではないですが、三々のコスミが最強です。
 「生かさん」という強い一手。

 こう打たれたら白は困ってます。




 白5のカケが一番の抵抗です。
 が、出て出てキリという愚直な筋で切断されています。

 これがハサミの威力です。




 蛇足ながら、白の抵抗を示しておきます。
 生き生きの形になりますが、それでも白の後手。
 もう片方を攻められてしまい、良くないです。

 白としては、こう打たれては参ってしまいます。



 自分だったら、右辺の星にツケて二段バネして幻惑していきます。
 ここを強くして、先ほどのカケを打つのが狙い。

 しかし冷静にノビを打たれると微妙。
 しかも、ツケたことにより辺の黒も強化されてしまいました。


 注意点は、カケを打たれないこと。
 打たれても良いですが、隅にきっちり手入れしておくこと。
 この2点さえ守ってれば、そうそう負けない形になります。

 【総括


 白5からは、あくまでも一例ですけれど。
 黒4のコスミがポイントで、黒が有利に局面を展開することができます。

 ここから負けてしまったら、この後の打ち方に間違いがあるということ。
 それを少しずつ減らしていけば、7子局卒業も近いです(笑)。


 低い両ガカリは、白が苦しいことがわかりました。
 次は高い両ガカリに対する受け手を紹介します。





 ◆置碁から学ぶ布石【6】




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