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置碁から学ぶ布石【6】



 今回は、ハサミに対する高い両ガカリ。
 低い両ガカリとは、少し対応の方法が違ってきます。

  《7子局−3》


 低い両ガカリよりは、白石の距離が近いです。



 ツケは代表的な定石ですが、あまり良くないです。
 部分的には良くても、右辺の星の位置が不満なのです。
 ハサミにしては遠すぎるし、ヒラキにしては近付きすぎ。
 なんだか中途半端です。


 また互先に置き換えて考えてみると・・・。



 黒5の星が中途半端になっているのがお解りでしょうか?

 このページで何度も言っていますが。
 定石選択によって、置石は生かされも無駄になりもします。
 石の効率に敏感になることは、布石を打つ上で非常に重要です。

 ・・・でも、難しいですよね。
 基本的なこととは言え、かなり難しい話を書いていますので。
 少しずつ、少しずつ解っていただければ良いと思います。
 実は、これを解ってない有段者や高段者の人もいるのです。


 さて、石の効率をふまえるとどうするのが良いのか。
 大まかには「石がたくさんあるので強気で打とう」という方針で行くのが良いでしょう。

 もちろん、相手の強いところでは穏やかに打つのも大事です。
 しかし、自分の強いところで主張しなければ勝つことができないので。




 黒コスミツケ、コスミのコンビネーション。
 これは互先でも応用できる良い手筋です。
 少し難しいですが、この機会に学習してしまいましょう。

 ちなみに、黒の意図は「白を切断する」ということです。
 石は切れれば弱くなり、繋がれば強くなりますから。




 これに対して、白のアテコミは俗手。
 上をツグのが肝心で、白は1子取っても生きていない形。
 なおかつ、両ガカリした石は働きを失ってしまいました。

 これでは、どちらが上手かわかりません。




 白は三々の一手。
 これに対して、黒は・・・。




 強硬にオサエてしまいましょう。
 ここは弱気にしてはいけません。



 ここでアテコミは、やはり悪手。
 今度は隅が大きいので下をツギ。
 この瞬間、隅は生きてます。

 返す刀で、黒を逃げ出します。
 白は崩壊。





 白は下からワタリを打つくらいしかありません。
 ここで・・・。



 キリが好手です。
 この手が一番大事な仕上げです。




 白は取るくらいのもの。
 そこでキリ、ヒキ。

 さて、この結果。
 白は隅で小さく生きました。
 しかし、中央で二分されています。

 黒が取られることが無ければ大丈夫。
 もちろん、大優勢です。

 しかも・・・。



 後々、サガリに対して手抜きをするとコウが残っています。
 だからといって受けるのも癪です。

 ただし、黒12のキリ。
 方向には要注意。



 同じようでも、こちらのキリでは完成形に大きな違いが出てきます。




 同じく、白はトリを打つくらい。
 さて、結果・・・隅は取れました。
 が、白は外にポン抜きを打ち大満足。
 黒のハサミに打った石がキツイことになってます。

 しかも、隅に対しては利きがいっぱい。
 10目程度と、見た目ほど大きい地ではないです。




 もし内側からキリを打ったとき、白が外をツギで受けたとします。
 そうすると、白はまだ形が不完全。
 上とはえらい違いです。

 二ヶ所キリがある場合、このように「キリを打たれたほうを取る」というのが基本です。


 【総括】


 黒4・6のコンビネーションがポイントです。
 この手筋は互先でも応用が可能です。

 そして、黒12のキリもポイント。
 黒が有利な局面になります。

 置石が戦いに目一杯使われています。
 理想形に近いですね。



 ◆置碁から学ぶ布石【7】




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