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置碁から学ぶ布石【7】



 もう1つだけ、7子局で画期的な打ち方を紹介します。

  《7子局−4》


 カカリに無視して、上辺の星に先行する打ち方。
 これも、なかなか有力です。

 後は、右下隅をうまく対応すればOKです。




 三々に打たれたら、大事にしたい方向からオサエを打ちます。




 黒のノビにはツギを打つのが普通。
 ケイマして、定石は完結です。

 白から2手打たれたところ=白が強いところなので、ある程度の譲歩が必要となるのです。




 先ほど「ツギを打つのが普通」と書きました。
 しかし、オシを打たれたらどうするのか?

 それは、前のページで学習したことにヒントが隠されています。




 出て、内側にキリを入れるのが手筋。




 白は取るしかありません。
 ここで、アタリを打ってから二段バネがこれまた良い手。




 白はノビを打つくらい。
 黒はツギ。
 白はN-4のキリを防ぐためトビ。

 黒はオシを利かしてしまいましょう。
 白も黒も強固になりました。
 この部分では互角ですが、なにしろこれは7子局です。
 白が苦しいのは明白。




 二段バネが難しければ、ノビでも充分です。
 やはり白はキリ防ぎにカケツギを打つくらい。
 黒はオシ・マガリを打ってから左下隅に備えてしまいましょう。

 下辺の白がかなり強化されたので、ここは守っておく要領です。
 この形が嫌なので、白はツギを打つくらいなのですね。


 もう1つ、白は三々に入る以外の手段があります。
 こちらの方がポピュラーですが・・・。




 この両ガカリです。
 ハサミが来たときには白の無理な手でしたが、今回は無いので有力な手段になります。




 ここでコスミは、あまり推奨しません。
 決して悪い手じゃないですけど・・・。



 大事な方向にオサエを打ち、ケイマ。
 白はアテコミを打ってからハネツギを打ちます。

 ここで、黒が打ち方に多少困ってます。



 ツギを打っても、白石の右下にオサエを打つ手がややこしいですし・・・。




 トビを打っても、なんとなく甘くなってしまいます。
 白石が取りきれていませんので。

 ということで・・・。



 ツケを推奨します。
 これは何も白石を攻めているわけではありません。
 さっきちょこっと触れましたが、ツケを打つと両方が強化されます。

 2ヶ所ツケ打つところがありますので、強くしても良い方にツケを打つのがコツです。




 ハネにはノビを打つ要領です。
 そして・・・。




 大事なほうにオサエ。
 そして、ワリコミを打ってからマガリ。
 ここまでで一段落です。

 この形、コスミと比べてもずいぶんしっかりしてます。
 後は、マガリの1路左にオシを打ったり、適当に星付近に守っていれば勝勢でしょう。




 ツケに対して、ハネを利かした後ノビを打つ変化があります。
 これが一番複雑な変化球です。




 黒はオサエを打つ一手。
 ここを白に打たれてしまうと、白に楽をされてしまいます。
 例えば・・・。



 タケフに打つのは効率が良いです。
 ですが、白にトビを打たれてしまうと地を取られてしまいます。
 かつ、白のハサミの石に影響力があまりないです。

 これでは良くないです。




 白は当然、デを打ってきます。
 ここで黒2にオサエてしまうのは白の注文。
 確かに最強手段で、この変化を打ち切れれば100点満点の150点。
 高段者でも解らない変化を内包していて、自分も打ち切る自信はありません。

 結論だけ言っておくと、互角かやや黒良しにはなります。
 右辺に星があるのが強み。

 しかし、こんな手をここの読者にはオススメできないので・・・。




 少し弱気ですが、ノビが有力な手です。
 実際、これで互角の変化なのではと思います。

 白に黒2子は取られましたが、黒も右辺に手堅い地を構えています。
 右下隅には白が2手打ったことを考えると、充分なのではないでしょうか。

 ということで、これをノビの変化の決定版にします。


 結論として。
 カカリに対して、先に上辺の星を打つというのは有力です。
 互先でも、それは同じで・・・。



 黒7は武宮九段が打ち始めた手。
 考えてみれば合理的で、「広いところから打つ」というのを実践しています。
 カカリにハサミを打つより、スピーディーな展開が望めるのですね。


 【総括1


 カカリに対して星を占める打ち方です。
 右下隅の処理が問題になりますが、三々に入られたら隅は譲るのが相場。

 【総括2


 白は両ガカリに打つ変化もアリ。
 この方が、黒が間違いやすいという意味で良く打たれる手段。

 対して、黒はコスミもありますがツケの方が有力。
 三々に入られたら、やはり隅は譲渡して打ちます。

 白に2手打たれているので、これくらいが相場。



 白がノビを打った場合の変化。
 黒8のオサエが重要。
 黒10のノビもポイント。隣にオサエを打つのは同点にキリ打たれて超難解変化に突入。
 なので、この簡明型をオススメします。


 以上で、7子局の説明を終わります。
 天元の石の有無はあまり関係ないので、6子局と7子局はほぼ同じ。
 ということで、次はは5子局です。


 ◆置碁から学ぶ布石【8】




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