置碁から学ぶ布石【9】



 7子局までの流れだと、むしろ受ける方が異端かも知れませんね。
 管理人の棋風だと受けてしまうので、最初に持ってきてしまいました(笑)。

 ということで、積極打法行きます。
 こちらの方が、厚み派の人には勝ちやすいかもです。


  《5子局−2》


 ケイマガカリにハサミを打ちます。
 すると・・・。




 白は三々に入ります。
 オサエの方向は2つありますが、ここは迷ってはいけないところです。

 というのも・・・。




 《星の定石》でも書きましたが。
 右からオサエを打つのは定石外れです。
 せっかく厚みを構築しても、白9の一手で台無しになってしまうから。

 この定石は、右辺に星があるときのみ有効な手です。
 置碁で言うと、7子局でしか使えませんね。




 ということで、左からオサエを打ちます。
 定石通りに打ち、一段落。

 あ、この定石がわからない方は《星の定石》に書いてますのでご参照あれ。


 ここで、4箇所の辺が残ってます。
 復習も兼ねて、次にどこに打つか考えてみてください。













 【右辺】:60点


 右辺は白が進出してるので、いまのところ打たなくて大丈夫。


 【上辺】:95点


 上辺も良いですが、右辺への発展が望めないので少し減点。
 まぁ、初段前後の方なら充分に満点です。


 【左辺】:100点


 左辺の三連星は良いところ。
 次に打つのは、ここが第一候補。


 【下辺】:100点


 この場合は、下辺も非常に良いところ。
 (ただし、着手は辺の星ではなく一間トビです)
 右下隅の黒の勢力と呼応して、良い黒模様が形成されています。

 こちらを好む高段者も多いでしょう。
 左辺とは甲乙つけがたいです。


  【総括】


 ハサミの定石から三連星に打ちました。
 隅を打ち切るという方針で、非常にわかりやすいです。

 ここからは、上辺・下辺を重視することになります。
 今後の打ち方を、少し補足。




 左下隅にカカリを打たれたら、ハサミを打つ要領です。
 ここからトビを打つか三々に入るかは白次第ですが。
 もし三々に入られたら、上からオサエてください。
 左辺の三連星を重視する方針。




 右上隅に左からカカリを打たれた場合も、同じくハサミを打つのが良さそう。
 徹底的に右辺を避けるという意図です。

 また・・・。



 稀な打ち方ですが、下からカカリを打たれたら素直に受けてしまいましょう。
 こうすることで、自然に黒が上辺(価値のある辺)に。白が右辺(価値のない辺)に展開することとなるので。

 次は、黒のハサミに対しての変化球について説明します。



 ◆置碁から学ぶ布石【10】




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