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死活のススメ【4】



 広さの概念は、ここまでで大体わかっていただけたと思います。
 初級者の方には、結構難しい内容かも知れないので・・・「なんとなく」でも理解していただければ充分です。

 さきほども書いたように、「広さ6がボーダーライン」なのですが。実戦では、端まで打たれている形は稀です。
 実戦では、広さはどうやって判断するのでしょうか?

 ということで・・・ここからは、広さを判断する方法を説明していきます。
 基本は、「全て相手に打たれた形で数える」。
 最初は難しいかもしれませんが、いくつかやっているうち、慣れてきます。具体例を挙げて、見てみましょう。

  《図 4−1》


 この図は、広さはいくつでしょう?
 「全て打たれた形」というのは、こんな感じです。



 ハネ、受け。ハネ、受け・・・と、全て相手に打たれた形。要するに、「相手に狭められた形」で考えるのが重要です。
 この場合・・・広さが2になるのは、わかりますね?つまり、図1の時点で黒の広さは2だったということになります。

 ここで、1つ注意ですが。



 初級者の方は、黒1に取れば広さが確保できる・・・という間違いを犯してしまいがち。この考えで、アタリを放置するのをためらってしまうことも多いのでは?
 しかし、左の空間は・・・本当に眼なのでしょうか。



 白で、周りをツメてみると良くわかりますが。この時点でアタリ。ということは・・・欠け眼です。
 同じ理屈で、右側を取っても欠け眼ということになります。

 要するに・・・死活では、一線の1子アタリは放置して構わないということです。欠け眼の素(?)をいくつ作っても、眼にはならないので。アタリにツグとは限らないという、典型的な例です。
 広さを考えるときに、ハネ・オサエ(受け)の形で考えるのは、そのためですね。

 次は、こんな形。

  《図 4−2》


 この形、広さはいくつでしょう?
 「全て打たれた形」を考えるので・・・。



 このような感じ。
 ということで、図2の時点で広さは6ということになります。

 1線(一番下)が空いているときの広さの判別法は、こんな感じです。
 いくつか例題を挙げてみるので、やってみてください。

  《図 4−3》


 どうでしょうか。わかりますか?
 正解は、こんな感じ。



 ハネ・受けを両方交換して、広さ4が正解。

 次行きます。

  《図 4−4》


 これはどうでしょう。同じ考え方ですから、もうわかりますね?



 やはり、ハネ・受けを両方交換して。広さ7が正解です。
 図の形から広さがわかるようになると、死活を考える上でだいぶ楽になります。

 今までは辺に石がありましたが。当然、隅でも同じです。

  《図 4−5》


 形は隅に移りました。考え方は、同じです。
 どうなるかと言うと・・・。



 両方、ハネとツギを交換し。広さ4になるのでした。

 もう1つ、隅でやっておきましょう。

  《図 4−6》


 これは、どうでしょうか。
 少し形は変わりましたが、「打たれた形で考える」という基本は変わりません。



 今までと同じような進行で、広さ5が正解。
 だいたい、感じはつかんでいただけたでしょうか。何度も言っているように、「打たれた形で考える」のが基本です。

 ここから、少し応用編。2線が空いている時は、どうなるのでしょうか?

  《図 4−7》


 白から打つ場合、ハネから打つと良いことが多いのですが・・・後手になってしまいます。



 この後、黒番になってしまうので、考えにくいです。
 なので・・・広さを考える場合に限り、2線からの白の手はサガリに限定します。そのほうが、わかりやすいので。
 ということで、図7はこう考えます。



 サガリ、受け。サガリ、受けとそれぞれ交換。こうなると、もうおわかりかと思います。



 打たれた形で考え、いつものように白5〜黒8を交換。ここまでで、広さ4です。つまり、図7の時点で広さ4と考えます。

 これで、広さの判断法の説明は以上です。少し長くなってしまいましたが・・・。
 ここで例として挙げてきた形は基本的なものばかり。これらを理解できれば、実際に出てくる形の『広さ』も考えやすくなると思います。

 ただし、1つだけ注意。
 ここで説明しているのは、あくまでも広さの判断法だけです。なので、実際に死活において打っていく手とは、多少違ってきますので、念のため。図7が典型的な例ですね・・・後述しますが、打つとしたら、ハネの方が良いことが多いので。

 次から、実際に出てくる形を例に挙げつつ説明していきます。



 ◆死活のススメ【5】




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