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ヨセの科学【1】




 さて。
 囲碁は、どうすれば勝ちなのでしょう?

 いきなり突飛な質問ですが・・・。

 正解は、「相手より地を多く取ること」ですね?


 序盤では、広いところ(価値の大きいところ)から打つように心がければ、だいたい上手く行きます。
 終盤でもそれは同じ。価値の大きい場所から打っていけば良いのです。

 単位は、皆さんご存知の「目(モク)」。
 要するに、1目より2目。2目より3目。なるべく大きい場所を・・・という具合に。

 では、そういった打ち方をするために必要な『価値』をどのように計算するのでしょう。


 ・・・なんだか、捉え難い書き出しになってしまいましたが。
 これから、『1手の価値』の計算方法を説明していきます。

  《図1−1》


 まずは、この形。
 ここを打つ価値は、どれくらいになるのでしょう。



 黒から打った場合、この形。
 黒地が1目増え、白地が1目減っています。



 同じく白から打った場合は、こう。
 白地が1目増え、黒地が1目減っています。

 つまり、この手(一線のハネツギ)は黒から打っても白から打っても2目の価値があります。
 このように、計算方法の基本は「自分の地が増えた目数+相手の地が減った目数」です。

 ヨセの全てに使える計算方法で、形が難しくなってもこの基本は変わりません。
 ということで、次行ってみましょう。

  《図1−2》


 この場合は、どうでしょうか。
 黒から打った場合・・・。



 黒地、白地ともに0目です。
 同じく、白からは・・・。



 取りを打てば、白地は2目(1目の白地+アゲハマ1目)。黒地は0目。
 ということで。「自分の地が増えた目数+相手の地が減った目数」ということで、先程と同じく2目の価値があるということです。
(注:黒から打ったときは、白地が2目減ったという考え方をしています)

 ここまで、2つの例を見てきました。
 基本的には、この方法で全ての手の”価値”が計算できます。
 どんな複雑な形でも、そうです。

 例えば・・・。

  《図1−3》


 良く出てくると思います、この形。
 果たして、何目なのでしょう?




 黒から打つと、1・3のハネツギが最善です。
 ここから、どちらがハネを打つかはわからない(確率1/2)ので・・・。



 権利を折半した形、サガリサガリとします(この”権利折半”方式の説明は、後で詳しくします)。
 ということで、ここまでで黒地は7目、白地は6目(2線の部分を数えています)。

 同じ形を白から打つと・・・。



 やはりハネツギ。



 サガリサガリとして、ここまでで黒地が4目、白地が9目
 つまり、お互いに3目ずつ増やしているので合計で6目ということになります
 (計算式にすると、自分の地が増えた目数+相手の地が減った目数=3目+3目=6目です。)


 いかがでしょう。全てのヨセが数値化できることが、おわかりいただけたでしょうか?
 この段階では、目数の計算法をざっと理解していただければ結構です。

 ということで、次は”ヨセの種類”について説明します。


 ◆ヨセの科学【2】




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