ヨセの科学【8】 |
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さて、ここまで1度も触れてなかったんですが。 コウが付いてるヨセもありますので、避けては通れないでしょう。 ・・・ということで、コウ絡みなヨセの説明です。 《図8−1》 通称”半コウ”と呼ばれる形ですが、この時点で黒地は何目なのでしょうか? まずは、この時点で黒のアゲハマ1目ということで、1目増。 ここから・・・。 コウに勝って黒がツギを打った場合、黒地は0目。白地も0目。 逆に・・・。 (黒2は手抜き) 白がコウを取り、さらにコウに勝ってツギを打った場合。 黒地は0目、白地は1目です。 (黒2は手抜き) 左図と比べると、右図の白地が1目増えています。 ただし、左図は黒が1手。右図は白2手打っているので、同じ条件というわけではありません。 コウは、取り番の側(今回で言うと黒)にとって2倍有利だということです。 つまり、1目の権利を2:1に分けることになります。 なので、碁盤上は存在しない値なのですが・・・。 図の時点で、黒地は2/3目。白地は1/3目の権利があるということになります。 まぁ、ここまで細かい箇所で勝負が付くことは先ずありませんので御安心を。 この《ヨセの科学》では、2/3目を1目弱。1/3目は0目強と表示します。 (例:6目+黒取り番のコウが付いていた場合は6目強) とりあえずは、この基本だけ抑えていてください。 ◆ヨセの科学【9】ヨセの科学topに戻る |
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